ケロイド・肥厚性瘢痕
傷が治る過程に於いて、傷口を治すための組織が過剰に増殖して、シコリになったものがケロイドと肥厚性瘢痕です。 ゆっくりしながらも持続的・進行性で傷の範囲を超えて周囲に拡大するものをケロイドと呼び、組織の過剰増殖が一時的で、傷の範囲内に限られるものを肥厚性瘢痕といいます。 同じ患者さんでも、部位によりケロイドになり易い部位となり難い部位とがあり、傷の発生部位や創部にかかる張力、異物の有無などの局所的要因が重要です。
症状は、ケロイドの場合は、胸骨部・肩・上腕の外側・上背部・恥骨部に発生しやすい疾患です。 手術や怪我の痕のほか、にきびの痕や本人が気づかないような小さな傷から発生します。 表面に光沢のあるやや赤いシコリで、辺縁部はなだらかに隆起し、周囲の皮膚は赤みを帯びています。
肥厚性瘢痕は、ケロイドと同様の部位の他に耳介・臀部・足背などに発生しやすい疾患です。 見た目はケロイドに似ていますが、傷の周囲の健康な皮膚は侵されず、これを押し拡げるようにして大きくなります。辺縁はしばしば急激に盛り上がっていて、時には基部にくびれがあります。 赤みがある間は大きくなる可能性があり、この時期には痒みを伴います。 怪我や手術の痕など明らかな傷跡に発生して、傷が治ったあと2〜3カ月以内に発症し、急速に大きくなりますが、半年から数年たつと小さくなり、やがて平らになります。
初診に適した科 ⇒ [皮膚科][皮膚泌尿器科]
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