若年性関節リウマチ
成人の関節リウマチが小児期(16歳以下)に発症したものといわれていますが、いくつかの病型に分類されます。 病型により、症状・経過・治療方法・予後等に違いがあります。 最近は「若年性特発性関節炎」とも呼ばれ、女子に多い傾向があります。
症状は、全身型・少関節型・多関節型に分類されます。 ◎全身型:発熱・発疹が主な症状で、初期には関節炎は目立ちません。熱は1日のうちで平熱になったり高熱が出たりして、体温の差が大きいことが特徴です。また、熱が高い時に手足や体に細かい発疹が現れます。 ◎少関節型:関節炎は4カ所以下で、膝や足などの大きな関節が侵されることが多く、4〜5歳の女児に多い傾向があります。関節炎は他の型に比べると軽く、多くは数年で完治します。知らないうちに虹彩炎という眼の病気を併発することがあるので、眼科の定期受診が必要です。 ◎多関節型:成人の関節リウマチに似た経過をたどり、指などの小さな関節を含めて、5カ所以上の関節に炎症がみられます。左右で同じ関節が侵されることが多く、発熱は微熱程度です。
初診に適した科 ⇒ [小児科][リウマチ科][整形外科]
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